騙されないために…、実際にあったクレジットカード現金化の詐欺被害

クレジットカード現金化はお金にかかわることなので、残念ながら悪質な業者が存在します。
その手口は巧妙で、利用者は早く現金を調達したいと思うあまり、ついうっかり引っかかってしまうのです。
そういった悪質な現金化業者に騙されないために、過去に実際に起きた事例を紹介していきます。

換金率や手数料に関する手口

換金率が記載と異なる

「ホームページには換金率95%とあり、その高い換金率が魅力で申込みをしたが、実際にもらえたのは60%程度だった」という事例がありました。
これは審査料や事務手数料という名目で、わからない手数料を引かれてしまったためです。
利用者は相場をわかっていればおかしいことに気づくのですが、相場を知らなければそのまま引き下がってしまいます。
本来ないはずの「審査料」で引かれているのもおかしい点です。

キャンセル料をとられた

「換金率が相場より低かったため、キャンセルしようとすると電話口の人の態度が急変。
脅すような口ぶりでキャンセル料を請求された。
戸惑っているとさらに迷惑料を払えとか、連絡先はわかっているなどと脅迫めいたことを言われた。
怖くなって結局払ってしまった…」という事例もあります。
支払う必要のないキャンセル料を請求されるという事例は多く、大抵は態度が急に変わったり脅してきたりします。

振込みや個人情報保護に関する手口

振り込まれない

「他の業者は手続きが多く、つい『最短5分で振り込みます』という謳い文句に引っかかってしまった。
しかしカード決済も完了したにもかかわらず一向に振り込まれる気配もない。
連絡先に電話してみても電話が繋がらず結局業者の行方もわからず…」といった事例があります。
ホームページに運営者情報を記載している業者も多いのですが、そもそも虚偽の連絡先の可能性があります。
こういった業者は利用者を騙してカード決済だけさせて、結局姿をくらませるのです。
おそらく何度も類似の手口で詐欺行為をおこない、その度に屋号を変えて素知らぬ顔で営業を続けているのでしょう。

個人情報を悪用

クレジットカード現金化をしようと申し込み前に電話で問い合わせたが、感じが悪かったので結局そこでは現金化をしなかった。
その直後からお金関係の不審な営業電話がかかってくるように…」といった、個人情報を悪用されるケースもあります。
悪質な業者は個人情報を売買したり、必要のない情報まで引き出そうとします。
クレジットカードのセキュリティコードを聞き出して、勝手にカード決済をしてしまうという手口もあります。

おかしいなと感じたら関わらないこと

クレジットカード現金化をしようとしているひとはお金に困っていたり悩んでいるパターンが多いのも事実ですが、そこにつけこむ悪質な業者がいるのは残念なことです。
換金率に関する悪質な事例は多く、キャンセル料を支払ってしまったという被害者も増えています。
また一切振り込まれなかったという事例や、利用しなかったけれど個人情報を悪用されたという被害も報告されています。
多くの場合は泣き寝入りして、悪質な業者が儲けてしまっています。
こういった業者に騙されないためにも、いくら急いでいても「怪しいな」と感じた段階で関わるのをやめましょう。
また、クレジットカード現金化に関する最低限の知識をもっておくことも、自己防衛のためには必要です。

関連記事